思い出のビデオをDVDダビングするには
まえがき
「娘が幼稚園の時に撮影した運動会やお遊戯会のビデオ、撮影したきりそのままだなあ」、
「昔買ったアーティストのVHS、もう一度見てみたいけど、ビデオデッキがないなあ」、
「私たちの結婚式のビデオ、せっかくの記録だからきちんとした形で残しておきたいなあ」、
といったお悩み、皆様のご家庭にはありませんか?本来ならどれも貴重な記録ですし、適切な形で保管したいもの。しかし、日頃忙しくしているうちにそのままになってしまって、挙句の果てにはスペースだけは取られてしまう状態についなりがちです。では、ビデオテープをDVDにダビングするにはどうすれば良いでしょうか。その方法を探ってみましょう。
ビデオをダビングする方法
ビデオ(VHS)からDVDにダビングする方法は、4つあります。一つずつ見ていきましょう。
①最もアナログな方法
接続コードとビデオデッキ、DVDレコーダーを使う方法です。よくある赤、白、黄に先端が分かれたコードがありますよね。それを、ビデオデッキ側、DVDレコーダー側それぞれに接続します。そのあと、VHSを再生するのと同時に、DVDレコーダーの録画ボタンをONします。
録画したいところを一通り再生し終わったら、ビデオデッキ側の再生とDVDレコーダー側の録画を両方停止します。接続コードとビデオデッキ、DVDレコーダーをそろえることができれば、操作は比較的簡単かもしれません。
しかし、この方法のネックは何と言っても「時間」です。VHSを再生したものをそのまま録画する形なので、その分の時間を当然ながら要します。また、VHSの再生時間によっては、途中でDVDを取り換えなければいけないケースも考えられます。その際の手順は取扱説明書でよく確認する必要があります。
②パソコンを使用する方法
これは、DVDレコーダーがないという場合の方法になります。先程は普通の接続コードを使用しましたが、今度は、片側がUSB接続になっていて、かつビデオキャプチャー機能付きのコードを使用します。このコードを買うと、付属のソフトが付いていますので、まずこれをパソコンにインストールします。その後は、ビデオデッキとパソコンをこのケーブルでつなぎ再生、パソコン側でも付属ソフトをいくつか操作すると、パソコン側にダイレクトにレコーディングできます。
パソコンがDVDレコーダー替わりになるということですが、再生時間の点では先程と同様に時間が取られることになります。あとは、OSのバージョンがUPした時などは、対応が必要なケースも出て来るでしょう。
ちなみに、USB接続ビデオキャプチャー機能付のコードは、I-O DATAさんから出ていて、こちらの付属ソフトを使うと、自分で演出を加えることも出来る編集ソフトがついているようです。
③機器をレンタルする方法
DVDレコーダーもない、パソコンもバージョンが合わない、ついにはそもそもビデオデッキもない、というケースもあるかもしれません。
この場合は、VHS、DVD一体型の機材を借りるのも手段の一つです。これは、操作面では一番楽かもしれません。ちなみに、こうした一体型の機器をレンタルしようとすると、2泊3日で5000円ぐらいかかるようです。6泊7日だと7000円くらいです。これを高いと見るか、リーズナブルと見るかはそれぞれの価値観によるところかもしれませんが・・・。
DVDにダビングしたいビデオが沢山あって、かつダビングする時間が充分に確保できる、という場合にはいいかもしれませんね。
人に頼む
文字通り、ダビングサービスを手掛ける会社に頼むという手段です。これについては後述致します。
オーサリングソフトについて
ここまで、ビデオをDVDにダビングする方法について見てきました。ここでは、よく聞く「オーサリングソフト」について少しふれておきましょう。
まず、「オーサリング」とは、動画をDVDやブルーレイで書き込める形式に変換することを指します。もう少し正確には、動画だけではなく、音声や画像ファイルも変換できます。ファイルの種類で言うと、mp4、mp3、wav、jpg等になります。そして、オーサリング出来るソフトのことを、「オーサリングソフト」と言います。
オーサリングソフトは、様々なものがありますが、フリーソフトもあります。「WindowsDVDメーカー」というソフトは、Windowsに最初からインストールされているソフトで、初めての方向けのオーサリングソフトです。「知らなかった」という方がいらっしゃったら、スタートアップから「すべてのプログラム」で探してみてください。使い方もとてもシンプルです。
一方、市販ソフト並みのクオリティで作りたいという方には、「DVDAuthorGUI-J」というソフトがおススメです。よくあるオーサリングソフトでは、タイトル一つ作るにしても、すでに用意されているパターンから選択させるものがほとんどで、その点ですでに市販ソフトとは差が出てしまいます。しかし、DVDAuthorGUI-Jであれば、タイトル画面を何パターンも作れてしまうのです。動画素材、音声素材を予め決まった形式で用意しておかなければいけないなど、面倒な点もあるようですが、フリーソフトでここまでできるのは価値があります。
オーサリングソフトがあっても・・・・
「でも待てよ、オーサリングソフトがあっても、VHSから動画に変換できなければどうしようもないじゃないか」、と思った方もいらっしゃるでしょう。その通りですよね。
先程、「ビデオをダビングする方法」の中で述べた、パソコンを使用する方法がありましたよね。そこで出てきた付属のソフトというのは、実はオーサリングソフトなのです。先程の説明は、DVDに直接ダビングするような内容でしたが、このソフトを使ってPCに動画として保存する事も可能です。但し、1時間の動画で4ギガとそれなりに容量がありますので、外付けのハードディスクなどを用意した方がいいかもしれません。
さて、あなたならどうしますか
ここまで、ビデオをDVDにダビングする方法を見てきました。ここまで読まれてどんな印象をもたれたでしょうか。「自分にもできそう」と思った方もいらっしゃるかもしれません。ただ、どの方法をとったとしても、「時間がかかる」というのは、どうも共通しているようです。
また、皆様にはこんな経験がないでしょうか。お友達がダビングしたDVDを自分の家で見ようと思ったら、「途中までは再生できたけれどあるところで止まってしまった」、「上手く再生できる時と再生できない時がある」、「メニュー画面が表示できず、自分の見たいところを出すのに手間取ってしまった」、等々です。
そうです、DVDに関連するトラブルというのは案外多いものです。もし、自分で手間暇かけて作ってみたけれど、お友達や親類に貸したら上手く再生できなかった、自分のDVDデッキで数回は上手く再生できたけれど、途中で止まるようになってしまった、なんてことになったらとても残念ですよね。そこで、先程は深く触れなかった、「人に頼む」という所にスポットを当ててみましょう。
ビデオのダビングなら「ダビング・コピー革命」へ
このような手間のかかるビデオのダビングは、「ダビング・コピー革命」に是非お任せ下さい。先程から触れている、「DVDにもしものことがあったら」ということに対して、「ダビング・コピー革命」では「やり直し安心保証」をサービスしています。「やり直し安心保証」では、送料も含め、無料で対応させていただきます。
それと、お値段はビデオ一本980円からとたいへんリーズナブルです。更に現在、2016年12月29日まで、キャンペーンで、VHSであれば一本(120分)780円と更にお得になっています。対応可能なビデオテープもベータカムはもちろんのこと、幅広く対応可能です。複数のビデオを一本化するとか、動画ファイルとして残すなど、様々なご要望に対してもお答えできますし、DVDのデザインも手掛けています。
さらに、当日対応のご希望がある場ぜひご相談いただければと思います。WEBやお電話でお気軽にご依頼頂くことが可能です。当社にご依頼いただくことによって、品質面はもちろんですが、皆様の大切な「時間」を当社のサービスをご利用いただくことによって、より有効にご活用いただければと思います。
もう一つ知っておいてほしいこと
それは、ビデオテープというのは、劣化してしまうものだということです。温度変化や湿気などで劣化してしまうこともあります。理想的には、時々ビデオデッキにセットして再生するのが理想なのですが、そこまで手間をかけられるかというとなかなか難しいですよね。そしてついにはテープにカビが生えたり、テープが切れてしまったりすることもあるのです。ここで一つお考え頂きたいのは、こうしたビデオテープの不具合というのは、時間が経てば経つほどリスクが高まるということです。是非お早目のオーダーをご検討いただければと思います。
まとめ
最後にまとめとして、いくつか述べさせて頂きたいと思います。
先日、セミナー講師をされている方からの依頼を受けました。その方は、定期的にご自身の講義風景をビデオカメラで撮影されていました。最近のビデオカメラで撮影したものであれば、すぐに再生できるのですが、旧式のビデオカメラで撮影したものは再生する機器もないし、ということでずっと見られずにいました。その昔のビデオのダビングを当社にご依頼いただきました。
後日、そのお客様からご感想を頂きました。昔の自分は、話す内容もまとまっておらず、講義の仕方も下手だったのがよく分かった、しかし必死に内容を伝えようとする情熱は画面からも感じられた、最近の自分が忘れてしまっていたことを思い出し胸が熱くなった、と仰っていました。改めて、昔のビデオを再生させることにはこんな意味があるのだなということを教えられました。
日本ビクターが第1号VHSビデオデッキを販売したのが1976年で、それから40年が経過しています。一方のDVDプレーヤーは、1996年に発売されました。それから20年が経過していることになります。DVDの販売数はすでにVHSを凌ぐまでになっているようですが、時間軸で見るとVHSの方が長い歴史を持っています。その間の、世の中の移り変わりの激しさを、VHSは記録してきている可能性を秘めています。そう考えると、VHSからDVDへというように、次世代に引き継ぐ形に変換していくことは、価値があることだと我々は考えています。
皆様の大切な思い出や記憶を半永久的に保存する為に、是非「ダビング・コピー革命」をご利用下さい。