3倍モードについて
3倍モードについて
VHSに本来録画可能な時間は120分、つまり2時間です。これを1とした時、その3倍にあたる6時間分の録画ができるモードのことを3倍モードと呼びます。
具体的には、標準の3分の1の速さでテープを動かすことにより情報の密度を上げ、通常の3 倍の時間録画することができると言う仕組みですね。通常では3秒の画像を1秒だけで録画しているという計算になります。
そもそも2時間の映像しか入らないはずのテープに、画質を落とすことで無理矢理6時間分の映像を詰め込んでいる、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
3倍モードで録画した画像と通常モードとの画質の差は一目瞭然で、相当に質が落ちます。この場合も3倍モードの粗い画質を通常モード並みに改善するということも、たとえブルーレイにダビングしたとしても、残念ですが画質を改善することはできません。こちらも当社に限らず、どの会社さんでも同じかと思います。
ちなみに、海外規格で録画されたVHSもダビング可能ですが、今までそういったお客さまはいらっしゃらなかったですね。