ドライブの種類や特徴
コンボドライブ
コンボを日本語に翻訳すると、組み合わせという意味になります。実際コンボドライブは2種類以上のメディア形式に対応しております。要は何種類のメディアに対応しているドライブだと捉えれば分かりやすいかと思います。
対応しているメディアはCD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD-ROMの4種類です。CD各種に関しては読み込みと、書き込みに対応しています。しかしDVDは読み込みだけで書き込みには一切対応しておりません。
スーパーコンボドライブ
何がスーパーなのかと申し上げると、先ほどのコンボドライブで述べたCD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD-ROMの4種類の他に、DVD+R・DVD+RWの書き込み機能まで備わったドライブなのです。
デュアルドライブ
CD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD+R・DVD+RWは勿論、DVD±R・DVD±RWも対応した機種です。ちなみにこの+と-の違いはズバリ開発した団体によるものです。
+はソニーフィリップス連合が開発したフォーマットで、高速性と利便性に優れた特徴を持ちあわせております。
一方-はパナソニック・東芝・日立を中核とするDVDForumという団体で制定されたフォーマットで、こちらは再生時の振動が受けにくく、ディスク製造に対する精密さが+程必要とされていない特徴があります。
ちなみに日本国内では、現在のシェアとしては-が販売比率で売れている様です。
マルチドライブ
CD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD-R・DVD-RW・DVD-ROMの読み書きに対応した機種です。但しDVD+R・DVD+RWの書き込みには対応しておりません。
スーパーマルチドライブ
CD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD-R・DVD-RW・DVD-ROM・DVD+R・DVD+RWの8種類全て対応したドライブです。ここまでくれば、一般に売られているCDを聴いたり、DVDを見たり、書き込みをするには何不自由なく使えますね。
ハイパーマルチドライブ
CD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD-R・DVD-RW・DVD-ROM・DVD+R・DVD+RWの8種類にプラスして、DVD R+DL・DVD R-DLという記録メディアが2層構造になっているDVDに対応しています。
ブルーレイ コンボドライブ
この機種はBD-ROMというブルーレイ機種の再生に対応したドライブです。ポイントはブルーレイだけしか再生できないのではなく、スーパーマルチドライブ(CD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD-R・DVD-RW・DVD-ROM・DVD+R・DVD+RW)の対応している機種も再生できるのです。
ちなみにブルーレイとは、DVDを発展的に進化させた第3世代光ディスクです。レーザーには青柴色半導体が使用されており、それにより今までよりも容量が大きく記録出来ることから、普及が進められています。CDが0.7GB、DVDは4.7GBしか記録出来ないのに対して、ブルーレイはなんと25GBも記憶出来てしまうのです。そのおかげで、より高画質な映像を記録でき、よりリアルな映像が見られるのです。正に、発展を遂げる現代社会にはぴったりの記録媒体なのです。
ブルーレイ ディスクドライブ
ブルーレイコンボドライブ対応機種(CD-R・CD-RW・CD-ROM・DVD-R・DVD-RW・DVD-ROM・DVD+R・DVD+RW・BD-ROM)に加えてBD-R(ライトワンスディスクタイプ)、BD-RE(書き換え対応ディスク)に対応したドライブです。ブルーレイコンボドライブとは異なり、再生だけではなく、記録も可能なマルチなドライブです。
BDXL 対応 ブルーレイドライブ
BDXLとは何でしょうか?元々今までのブルーレイでは1層か2層でしか製造が出来ませんでした。しかし近年の技術革新により、2010年6月に3層や4層でも製造できる様になりました。1層が25GB、2層が50GBでしか記憶できなかったのが、3層では100GB、4層ではなんと128GBまで記憶出来るという驚異的なディスクに仕上がりました。
勿論BDXLでもブルーレイ全て、DVDやCDでも再生が可能です。まだまだその普及には時間がかかりそうですが、その夢のディスクは将来きっと、人々に親しまれて一般化していくことでしょう。
最後に
技術進歩と共に、記録媒体の進化も遂げました。記録媒体が進化すれば当然ドライブも進化していくわけです。特に最近では3Dや4Kに対応したプレイヤーも登場し始めています。これも全ては記録媒体の進化したお陰だといえます。まだまだブルーレイ自体も普及するスピードが遅いものの、買い替えが進行すればいずれ広まることでしょう。
自宅に居ながら3Dや4Kが楽しめる時代は、もう直ぐです。まだブルーレイ対応ドライブをお持ちではないお客様は、この際買い換えてみてはいかがでしょうか?