写真をデータ化する3つの方法
はじめに
最近では、デジタルカメラやスマートフォンなどの普及が進み、画像や写真は基本的にデータでやりとりされています。
しかし、十数年前まではフィルムカメラが主流であったため、昔のアルバムや写真を見たときに、ネガフィルムや銀塩プリントの紙焼き写真として残っている方も多いのではないのでしょうか。
昔のフィルムカメラで撮った写真は、思い入れがあり,大切に保管したいと思っている方も多いと思います。大事な写真をデータ化して、思い出として残してみてはいかがでしょうか。
写真のデータ化がおすすめ
フィルムカメラで撮った写真を保管するにあたって、いくつかの問題があります。
まず1つ目の問題が「経年劣化」です。撮った写真は、プリント後は綺麗な状態の写真ですが、時が経つにつれ写真は色褪せ、紙媒体のため少しずつ形も崩れていく傾向があります。
また、SNSの普及も進んでおり、多くの方がお気に入りの写真をネット上にあげています。しかし、フィルムカメラの写真はデータ化していないため、対応できないという問題もあります。
そこで、フィルムカメラで撮った写真はデータ化することをおすすめします。データ化によって、下記のメリットが生じます。
- 経年劣化が生じない。
- データのやりとりができる。
- SNS等にも利用できる。
- 保管場所をとらない。
- 写真を補正することができる。
- スマートフォンやタブレットでも見ることができる。
写真をデータ化する3つの方法
写真をデータ化する各方法の手間や、メリットデメリットを理解し、用途に応じて、方法を選ぶと良いでしょう。今回は3種類の方法をお伝えします。
写真屋のデータ化サービスを利用する方法
まず、写真屋に依頼する方法があります。
多くの写真屋がサービスを行っているため、近所の写真屋に行けばデータ化してもらえるでしょう。写真を持って行き、プロの手で最適なデータ化を行ってくれるため、非常に良い仕上がりになります。
また、アルバムを一冊丸々お願いしても、全て請け負ってくれます。料金は、CDやDVDへの書き込み量や写真の枚数、ネガフィルムの枚数によって設定している場合が多いです。
メリット
- 自分でデータ化する手間がかからない。
- 仕上がりが綺麗であり、補正も行ってくれる。
デメリット
- 多少の費用がかかる。
個人でデータ化する方法
紙焼き写真等をデータ化する場合、自宅のプリンター複合機やスキャナーを使ってデータ化をする方法もあります。 写真とスキャナーさえあれば簡単にできるため、「数枚だけデータ化したい」といった場合や、仕上がりの精度にあまりこだわらない場合におすすめです。
メリット
- 費用がかからない(スキャナー等を持っている場合)。
- 少数であれば手間もかからない。
デメリット
- 大量にデータ化する際には手間がかかる。
- 写真屋に依頼する場合と比較して、仕上がりの精度が良くない。
- 色の補正等を自分で行う必要がある。
スマートフォンアプリを利用する方法
スマートフォンのアプリを使ってデータ化する方法があります。
具体的な工程としては、一度、紙焼き写真をスマートフォンで撮影し、その撮影した写真をアプリが補正してデータ化してくれるという方法です。 簡易的なものであるため、仕上がりの状態はあまり良くない場合がありますが、簡単にデータ化したい場合には使い勝手が良いかもしれません。
メリット
- 費用がかからない。
- 少数であれば手間もかからない。
デメリット
- 大量にデータ化する際に手間がかかる。
- スマートフォンでの撮影具合によって、仕上がりの精度がバラバラになる。
- 写真屋によるデータ化、スキャナーを使ったデータ化と比較すると、仕上がりの状態が悪い傾向にある。
- 色の補正等を自分で行う必要がある。
- 色の補正等を自分で行う必要がある。
まとめ
写真をデータ化する方法を3つ、ご紹介しました。
写真の用途や目的に応じ、適した方法でデータ化を行うことができれば、大切な思い出を、より良い形で残すことができるでしょう。
またデータ化した後に、データ化したアルバムをDVDにダビングしておくこともおすすめです。ディスク形式で残しておくことで、写真のバックアップにもなります。またデータのやりとりの際に、便利に利用できるかもしれません。データでのやりとりが主流になっている現在、昔の写真のデータ化を行うことにより、利用できる用途や範囲も広がってくるでしょう。
近年の技術は非常に発達しているため、色補正や写真の補完もすることができます。大切に保管している紙焼き写真を、かさばらずに色褪せない方法で整理できるデータ化も考えてみてはいかがでしょうか。