ベータの正式名称、ご存じですか?
今回、取り上げるのはべータ。
おそらく多くの方が、ベータの正式名称を知らないと思います。
正しくはベータマックス(Betamax)と言います。
ベータの呼び名が一般的に定着しているので、
この記事ではベータで統一したいと思います。
ベータは、1975年にソニーが発表した家庭用の
ビデオテープレコーダー及びその規格です。
ハイバンドベータ(Hi Bandベータ)、EDベータ(Extenred Definition Bea)も
ベータの記録フォーマットに含まれます。
ベータを語る上で欠かせないエピソードが、
家庭用ビデオデッキの規格を巡るVHSとの激しい競争でしょう。
ソニーのベータ規格の発表後、日本ビクターがVHS規格を発表
両陣営は高画質化、録画の長時間化、多機能化など
常に新たな価値を模索し、新製品を次々とリリースしました。
最終的にVHSに軍配が上がりましたが、Wikipediaにも
「ビデオ戦争」と称して、ベータとVHSの規格戦争について
記事が掲載されていることから、その影響の大きさを伺えます。
VHSと比較したベータの特徴は、文庫本サイズとも呼ばれた
カセットテープの小ささ。テープとヘッドの相対速度による高画質が
挙げられます。ベータにはβI(4.00㎝/秒)、βⅡ(2.00㎝/秒)、
βⅢ(1.33㎝/秒)の3種類の速度規格があり、秒単位で使用する長さが
長いほど、録画時間は短くなり画質は向上しました。
熱心な愛好家も多いベータでしたが、2002年にビデオデッキの生産は終了。
カセットテープも2016年3月に出荷終了。
約40年の歴史にその幕を下ろしています。
※当店ではベータのDVD、Blu-rayへのダビングも行っております。
ご相談、見積もりは無料。メール、お電話でお気軽にご相談ください。